2026年2月15日
午前、サブスクリプションの見直しの一環として、デジタル環境の再編を決断した。導入していたTickTickから、GoogleカレンダーおよびGoogle Tasksへの回帰である。多機能な専用ツールの利便性は理解しつつも、プラットフォームとしての統合性と簡潔さに立ち返ることの合理性を見出した。管理の煩雑さを削ぎ落とし、情報の所在を最小限の構成に集約することで、思考の純度をより高めていく所存である。
午後からは表参道へと足を運び、物理的な空間の揺らぎに身を置いた。「キルフェボン」で求めた精巧なケーキを携え、ファミレスの日常的な空間に落ち着く。洗練された都市の美意識と、ありふれた安らぎの対比は、創作活動で硬直した意識を解きほぐすための良質な緩衝材となる。目的を限定しない彷徨の中に、ささやかな充足と感性の再起動を実感している。
夜は映像作品『冬のなんかさ、春のなんかね』を観賞した。論理的な理解を拒むような独特の構成には戸惑いを覚えるが、その不可解さの背後に潜む、言語化しがたい魅力に惹かれている。意味の網目から零れ落ちる表現に触れることは、既成の枠組みに囚われない自由な着想を得るための、稀有な体験となった。理解を超えた面白さを享受する寛容さを持ち続けることで、自身の表現の幅をさらに拡張していきたい。