2026年3月15日
Gemini Ultraの契約に至った。自身のワークフローがどう変容するかを見極める必要がある。午前中はその機能を詳細に調査することに費やしたが、これは単なるツール選びではなく、自身の思考を拡張するための基盤整備としての意味合いが強い。この強力なモデルが、今後構築するシステムにおいてどのような役割を果たすのか、そのポテンシャルに強い関心を抱いている。
日中の大半は、Obsidianのノート群から自身の関心を抽出し、毎朝最適なニュースを届けてくれる「朝刊AI」の実装に充てた。Gemini 2.5 Proを用いて週単位で関心を分析し、日々のノートと照らし合わせながらRSSフィードから記事を選別・要約する仕組みである。
Gitリポジトリを介して自動的に記事がデリバリーされるフローは、情報収集における受動性と能動性の理想的な均衡を実現している。初回サンプルの出来栄えには、自身の知的好奇心が外部のニュースと有機的に結合していくような、パーソナル・キュレーションの新たな可能性を感じずにはいられない。この仕組みを運用することで、情報の洪水に飲まれることなく、真に価値ある洞察にのみ集中できる環境が整いつつある。
夕刻、Gemini CLIを操作するためのGUIツール開発に着手したものの、夜にはその計画を白紙に戻した。ウェブ版に近いUIを模倣することの技術的負荷と、得られるメリットを天秤にかけた結果、既存のIDEで運用する方が合理的であるという結論に至ったためである。
道具を作ることに没頭するあまり、その目的を見失う危うさを回避できたのは、一種の冷静さの表れと言える。今はインターフェースの装飾に時間を割くよりも、Claude Codeなどの台頭を視野に入れつつ、AIという知性をいかに効率よく「使いこなすか」という本質的な課題にリソースを集中させたい。